ウイルスバスター モバイル

ウイルスバスターモバイルの概要

数あるセキュリティソフトの中でも、純国産ソフトとして知られているウイルスバスター。国産ソフトらしく、日本国内での使用に適した設計となっている、とても親しみやすいソフトです。
PC版ではすでに導入されているクラウド技術「レピュテーション」も実装されており、本格的なセキュリティ対策が可能です。
当初はベータ版として無料配布されていましたが、いよいよ製品版の登場で、プライバシースキャンや盗難・紛失対策、ペアレンタルコントロールなど、本格的なセキュリティソフトが実装されました。

主な機能

不正アプリ対策
プライバシースキャン
Web脅威対策
着信フィルター、SMSフィルター
盗難・紛失時の対策

<メイン画面>
ウイルスバスターモバイル メイン画面 ウイルスバスターモバイル メイン画面
ウイルスバスターモバイルのメイン画面は左右2画面になっており、左に現在の状況、右に各機能ボタンが配置されています。
以前までのバージョンとは格段に機能が向上しているのでボタンの数も多くなりますが、とても分かりやすく整理されています。

 

ウイルスバスターモバイル メイン画面
セキュリティ上の問題が見つかった場合、メイン画面に大きくアラートが表示されます。

不正アプリ対策、プライバシースキャン

インストールされているアプリ、メモリカードなどに脅威がないかどうかをスキャンします。
リアルタイムスキャンに対応している他、いつでも任意の操作でスキャン可能です。
プライバシースキャンでは、個人情報の漏洩リスクがあるアプリとメモリカードをチェック、警告します。
どちらもクラウドサーバに蓄積された情報を参照しながら判定をしているので、使えば使うほど精度が向上していきます。
AV-TEST.orgによる評価では、ウイルスバスターのPROTECTIONは4.0(満点は6.0)です。これはやや良いという評価に相当します。

<不正アプリ対策、プライバシースキャン画面>
ウイルスバスターモバイル 不正アプリ対策 ウイルスバスターモバイル プライバシースキャン ウイルスバスターモバイル スキャン

Web脅威対策、ペアレンタルコントロール

リスクのあるWebをアクセスする前にチェック、問題があれば遮断または警告します。
ブックマークに登録されているURLも随時チェックし、問題があればブックマークからの削除を促す機能もついています。
ペアレンタルコントロールにおいては、保護レベル別に子供に対して有害なWebへのアクセスを遮断します。

<Web脅威対策とペアレンタルコントロール>
ウイルスバスターモバイル Web脅威対策 ウイルスバスターモバイル ペアレンタルコントロール
左がWeb脅威対策、右がペアレンタルコントロールの設定画面です。

 

ウイルスバスターモバイル Web脅威対策 ウイルスバスターモバイル Web脅威対策
Web脅威対策がリアルタイムのチェックをしているため、ブラウザ内に問題のあるURLを見つけたら警告を発します。
そこで削除するか、そのURLを承認済みとするかはユーザーの判断で選ぶことができます。

盗難、紛失対策

2013年版には、念願の盗難・紛失対策機能が実装されました。
盗難あるいは紛失によって手元にないスマホをGPSによって位置を捜索、異なるSIMカードが挿入された場合のロック、リモート操作によるスマホのロックなどが可能です。
端末捜索・リモート操作の管理画面は http://tmqa.jp/vbma_tounan/ です。

<盗難、紛失時の対策>
ウイルスバスターモバイル 盗難・紛失時の対策 ウイルスバスターモバイル 盗難・紛失時の対策 ウイルスバスターモバイル 盗難・紛失時の対策
メールアドレスとパスワードを設定することで、スマホが登録されます。PCの管理画面からスマホの捜索やリモート操作が可能です。

 

ウイルスバスターモバイル 盗難・紛失時の対策

着信フィルター、SMSフィルター

不要な電話、迷惑なメール、SMS(ショートメール)などを設定に基づいてブロックします。
設定の方法は2通りで、ブラックリスト(指定の電話、メールを拒否)、またはホワイトリスト(指定の電話、メールだけを許可)から選ぶことができます。

<着信フィルター、メールフィルター設定>
ウイルスバスター 着信フィルター ウイルスバスターモバイル メールフィルター

動作の軽さ

ウイルスバスターモバイルのウイルススキャン所要時間:0分11秒
スキャンの対象:インストールされているアプリ
端末起動1時間後のメモリ使用量:549MB

動作が軽いという評判が多いソフトらしく、スキャン速度は非常に速いです。
その一方で、時間が経つごとにメモリ使用量が増大し、端末のスペックによっては負担に感じるかも知れません。機能が大幅に増えているということを考えると、メモリ使用量については優秀なレベルだと考えることもできます。

その他 データバックアップ

スマホの重要なデータを、クラウドサーバに保存・バックアップできる機能です。
無料の専用アプリが提供されているので、それをGoogle Playからダウンロードして利用します。

<データバックアップ画面>
ウイルスバスターモバイル データバックアップ ウイルスバスターモバイル データバックアップ

導入の手順

トレンドマイクロ社の公式サイトに、ダウンロード、購入ボタンがあります。
http://safe.trendmicro.jp/products/vbma/product.aspx

<公式サイト>
ウイルスバスターモバイル 導入の手順
「今すぐ購入」のボタンをタップします。 ダウンロードが完了すると、自動的にインストールが始まります。

 

<認証画面>
ウイルスバスターモバイル 導入の手順
「インストール」をタップすると、契約画面に遷移します。

 

<インストール開始>
ウイルスバスターモバイル 導入の手順
「開始」をタップすると、インストールが完了します。

 

<インストール完了後>
ウイルスバスターモバイル 導入の手順
赤い囲みの部分に、ウイルスバスターのアイコンが追加されています。

システム要件

キャリア:対応OSを搭載した端末であればキャリア(通信会社)に関係なくご利用いただけます。
対応OS:Android OS  2.2 / 2.3 / 3.0 / 3.1 / 3.2 / 4.0 / 4.1 / 4.2 / 4.3
13MB以上の空き容量、32MB以上の空きメモリ

まとめ

とにかく日本人には馴染みの深いセキュリティソフトです。多くのソフトがまだ日本語対応していないのに対し、当然ながら最初から日本語対応になっているのも安心感があります。
いよいよ本格的なセキュリティ機能が実装され、PC版で確立した安心感をAndroid端末でも実現できるようになりました。特に使いやすい設計に配慮されているので、初心者の方もすぐに使いこなすことができます。

価格

ダウンロード、パッケージ共通 2年版 5,480円(税込)
ダウンロード、パッケージ共通 1年版 2,980円(税込)